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椎間板ヘルニア

理想的な治療

椎間板ヘルニアの治療において、もっとも理想的な効果は、椎間板ヘルニアの自然消失です。三ヶ月程度を目安として、保存療法によって自然消失を試すことがもっとも多く用いられます。

この自然消失を能動的に起こさせることは不可能ですが、椎間板ヘルニア患者さんの症状や体質、体力などにあわせながらその兆候を見出していき、療法を選択していくことが理想です。

安静にすることはとても大切ですが、ヘルニアの突出の仕方や腰の骨の状態などによっては、安静にすることも無理な場合があると、注射などを早急に処置することになりますが、できれば我慢して安静にしておいたほうがいいというような場合もあります。

また、出血をできるだけ最小限に抑え、傷もできるだけ作らないタイプのものが症状にあわせて優先されます。

侵襲性の低さは椎間板ヘルニア患者さんの体にできるだけ負担を少なくすることを意味します。高齢者の場合でも、術後の回復期間を無制限にすることは不可能ですので、自宅でも療養しながら治療を進めていけるように最善を尽くすことが求められます。

注射と薬物ではどちらがいいのかといえば、どちらも正しく処置されれば問題はないと言えますが、注射の仕方に問題があったり、薬物の過剰投与によって胃腸障害などを起こさないようにすることが大切です。

ヘルニアの発見をできるだけ短時間で、そして簡単に発見することも理想の1つです。治療は発見に始まります。

痛みがないヘルニアが大きくなってくる前に、わずかの突出を発見できるような方法が見つかれば、それがもっとも理想的な治療の始まりであると言えます。

しかし、現状では仕事や日常生活に追われて放置してしまうことがほとんどです。定期的な診断、検査を受けることが推奨されますが、医療機関が不足するような事態になることも考えられます。

また、椎間板ヘルニアを完治させた状態にするためには、輪状線維の断裂をも修復させなければなりませんが、大きな突出の場合ではなかなか難しいようです。